私は、
生姜が
好きである。
いつから
こんなに生姜好きになったのかは、
覚えていない。
あ、だからといって、生姜を
ばりばりがりがりかじったりはしない。
念のため。生姜といえば。
小さいころ、おじいちゃんおばあちゃんに連れて行ってもらった
温泉旅行。旅館で出されるお料理。焼き魚・煮魚が乗せられた、
長細い
四角いお
皿。
お魚の脇に、いつも添えられている
不思議なもの。
細長くて、しかも
赤く色づいていて。
舐めてみると、なんだか
不思議な味がする。
子供のころの
私は、それを
「食べるもの」だとは認識できなかった。お
魚と一緒にいつもついてくる
「不思議なもの」。そういう
感覚だったのだ。
おばあちゃんは、たぶん、その
「不思議なもの」が
好きだった。
小さい
私は、
「はい、あげる」
おばあちゃんが
好きなものならば、
食べてもらおう。そんな
素直な気持ちで、
ひょいっと手渡していたような記憶がある。
あ、
蘇る。
あ、
舞い戻ってくる。
記憶の中から
すっと引き出される、その
時。
鼻の奥、
舌の奥、
頭の隅。
記憶が、一瞬だけ、
現実になる。
畳の匂い。むっとした緑の匂い。お魚の匂い。ごはんの味。渋い緑茶。カリカリ梅。お新香。ちょっぴり甘いカレー。ピンク色のカキ氷。お座敷で食べた鰻。ひと
コマ、ひと
コマ。アルバムに貼られた
写真の如く。
旅館の廊下。大きな下駄。温泉街の町並み。立ち上る入道雲。長い坂道。おじいちゃんの杖。坂の上で待つおじいちゃん。公園の鉄棒。鉄棒から落ちた私。ピンクレディーのキーホルダー。本屋さんで買った漫画。最後のページ。悲しい結末。そしてまた、
ふっと私のどこかに
吸収される、その
時。
その
「不思議なもの」の正体は、
生姜の甘酢漬。お魚料理の
あしらい物として、よく
添えられているものだ。それをいつのころから、
「不思議なもの」ではなく
生姜という
食べ物だと認識するようになったのか。
覚えがない。全く。生姜好きの
源流はたどれず。記憶は
曖昧、五里
霧中、どこかに
消えた。
人の好みは変わるもの。好きも嫌いも紙一重。さて、新生姜の
季節。私には
嬉しい、待ち
遠しい季節だ。新生姜を買ってきて、必ず作るのは、
はちみつ漬け。
いつもなら、生姜を薄くスライスしてはちみつにつけるのだが、今回はさっと湯通しをしてから漬けてみた。しばらく置いておくと生姜から水分が出て、瓶が水分で満たされる。
これを細かく刻み、パン生地に混ぜ込んで
焼くパン。
ふわわっと甘いはちみつと生姜の香りが漂う、私の
大好きなパンだ。
まだ、今年は作っていない。トーストして食べると、香りが引き立ってなお美味しい。よし、やっぱり今年も
作ろう。
そして、去年から新たに加わったのが、これ。
ジンジャーコーディアル。新生姜を薄切りにし、
グラニュー糖+水で煮詰めたもの。仕上げに
レモン汁を加えれば、
鮮やかなピンク色に染まる。
これは、
wacameさんと一緒に参加した、リプトンの
紅茶教室で教わったもの。生姜は
抗菌作用・温感、酸化防止などの効果を持ち、「台所の
神の申し子」「百邪を
防御する」と言われるくらい、優れた食べ物である。
これからの季節、一瓶作って冷蔵庫においておくと、とても重宝する。
調味料にはもちろんのこと、
お菓子や
パンにも使える。また、
ジンジャーエールや
ジンジャーミルクティー(アイスでもホットでも)は、本当に美味しい。体にまとまりつくような、うだうだした湿気の中でも、
しゃきっと背筋が
伸びる気がする。
すでに、
wacameさんや
chipakoyaの
chipaさんが、ジンジャーコーディアルを作っている。その様子がとても素敵なので、ぜひ御覧あれ。レシピについては、wacameさんが紹介してくれているので、
そちらをどうぞ。
さて、
夏といえば・・・
ピーマン。
なぜ?どうして?おかしいなどという突っ込みは
不要。
いいの、いいの。
夏といえば、美味しい
野菜の季節。採れたてピーマンは、つやつや。香りは、青臭い感じはせず、柔らかな、美味しい香りがする。
で、ピーマンといえば。
肉詰め。
にくづめ。
ニクヅメ。

チンジャオロースーという話もあるが、とりあえず肉詰め。
大きくて、肉厚なピーマンだからこそ、肉詰めにして食べたかったのだ。
ピーマンの肉詰めを
こんがり焼いた後のフライパンに、
醤油+酒+ジンジャーコーディアルを入れて
ぐつぐつと煮詰める。それを肉詰めの上からかけたら、はい、出来上がり。生姜の香りが食欲を刺激する。
おかず一品
勝負の我が家では、あとはお味噌汁さえあれば、問題なし。

ジャガイモと玉ねぎとワカメのお味噌汁。
そして、
夏といえば。
豚。 とんとん。 そう、ブタ、ぶたでしょ。
最近、力
尽きている師匠。すでに「帰るコール」
(まだ通用するのか、この言葉?)の段階で
「これから帰ります」あまりにもか
細い。あまりにも
力がない。うちの受話器が
壊れたのかと、
ぶんぶん振ってみたり、
とんとん叩いてみたりしたくなる。
ピンポーンとチャイムがなり、玄関を開ければ
「げげげっ!」と一歩
後ずさりしてしまうような、
怖い顔。懐中電灯で下から照らしたら、
「ひょええええええ」って、間違いなく腰を
抜かしてしまいそうな形相である。
目の下に、でっかい
クマを連れ帰ってくるのだけは、やめてくれ。
そんな師匠のために、
夏といったらやっぱりこれ。
どーんと豚のしょうが焼き。

栄養士Nbさんに、アドバイスをもらい、夕ごはんに作ってみた。
wacameさんの
コクうましょうが焼きも、とっても美味しそうなので、ぜひぜひ。
たっぷりジンジャーコーディアル+醤油+酒で調味したもの。ちょっと甘めの仕上がりになってしまったので、次回は、たっぷりキャベツを添えてみよう。
セロリとニンジンの浅漬け。

決め手は
塩コンブ。材料を
浅漬け鉢にいれて、ざっと混ぜ、重石をして待つ。
wacameさんの
セロリの浅漬けに、ニンジンを足したもの。これはwacameさんが言うように「大ヒット♪」な一品。あと一品何か欲しいなあと思ったときに、とってもありがたい。
浅漬け鉢、ちょこちょこだけれど活躍中。これからの季節、
葉生姜も食卓にのぼる機会が多くなる。
滅多に、ほとんど、まったく、リクエストなどしない師匠だが、唯一、
「
あれ、作って欲しい」
というものがある。
奇跡のリクエストおかず。豚バラ
ぐるぐる生姜巻き。

これは、かなり
美味しい。自分で言うのもなんだが、
旨い。
師匠
何本、弟子
何本。配分を確認しながら食べないと、
喧嘩必至。
料理研究家の方が紹介していたテレビを見て、なんとなく作ってみたら大当たり。豚ばら肉(なんでも)を、醤油ダレに漬けてあとは
ぐるぐるぐるぐる、葉生姜に巻くだけ。ガスコンロの魚焼きグリルでこんがり焼いて、はい出来上がり。
うっはっは。もう少しお待ちくだされ、師匠。
そして、
夏といったらやっぱりこれ。
焼肉。にくにく、
肉肉星人大活躍の季節。水戸市役所近くにある
味仙坊にて。

豚カルビとプルコギの食べ
放題。
お皿に
山になって出てきた肉肉肉を、ひたすら
焼く、ひたすら
食べる、ひたすら
焼く、ひたすら・・・・・。
がっつり、がっつり。
肉肉星人は、
満腹福福星人となって、店を後にしたのである。
だが、満腹星人は、実は焼肉の
前にこんなものを食べておったそうな。
うっふっふのクレープ。

カスタード+バニラアイス+ミルフィーユ+生クリーム少なめ。
うっはっはのクレープ。

確か・・・ティラミスベースに生クリーム多め。
私は、
ハイタッチクレープのもちもちしたクレープ生地が気に入っている。焼肉
前の準備体操。
それだけではない。実は
福福星人、パン
買いまでしておったそうな。
愛すべきシナモンロール。

実は、福福星人は
シナモンロール星人でもあるのだ。
立ち寄ったのは、
手づくりパンの店ムーランヴェール。店内には、ライ麦のハード系、フランスパン、食パン、菓子パン、お惣菜パンなど、多種多様なパンが並べられている。どれも美味しそうなパンばかりなので、あっちこっちうろうろしてしまう。「ランチメニュー」(イートインスペースはない)があり、曜日ごとに変わるようだ。フランス、イタリア、ドイツ、日本というようにテーマが設けられており、それにあわせてパンやお惣菜の内容が決められている。
なるほど、これはおもしろそうだ。一度、
試してみよう。
やっぱり
好きだなあ、シナモンロール。

ムーランヴェールのシナモンロール、また今度買いに行こう。
満腹
福福福福福星人、任務完了。
よし。次の肉肉デーに向けて、がんばろう。
よし。今度は師匠、頼んだぞ。
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