記憶の中の
ぐるまるまあるい時計。
ぐるぐる針を巻き
戻して。
まるまるまあるい
思いを取りだそう。
突然
壊れた電子レンジ。
正確にはオーブンレンジというのだろうが、ここ最近、オーブン機能は全く使っていないので、我が家では結局電子レンジと
呼ぶべきだろうな。
前日の
夜まで、何事もなく変わることなく
作動していた電子レンジ。
朝、冷凍のごはんを温めようといつものようにスイッチを
押す。
ぶううううぅぅぅぅぅぅん
今まで聞いたことのない、
奇妙な
音がする。あれあれおかしいな、本体に何か物が接触しているのかな。上を見るがいつもと変わらず。側面を見て触ってみても何もない。試しに脚立にのぼって後ろ側まで覗き込んでみるが物は落ちておらず。
が。
何度やっても
ぶうううううぅぅぅぅぅんという、奇妙な音は
消えず。
ドアの接触の問題?ドアを開け閉めしたり、下を覗き込んでみたりするが特に何も見当たらず。
何度かスイッチを入れて作動させているうちにようやく
気がついた。
おや。ごはんがかちんこちんのまま。
庫内の
明かりはついている。ファンは
回っている。ただし、
ぶううううぅぅぅぅぅんと
苦しそうな
唸り声があがるのだ。
はて。レンジ機能だけがダメなのかな。
試しにオーブンの余熱をしてみる。が、やはり
ぶうううううぅぅぅんという
唸り声は消えず、一向に温まらない。
壊れたな。
レンジの前で腕組みをしていると、師匠がやって来た。師匠も動かしてはいろいろ
観察していたが、結論はやはり
同じで
「うーん、こりゃ、
ダメそうだね」
このオーブンレンジ。購入したのはかれこれ
10年前。結婚する時に、いろいろなメーカーのものを吟味してこれがいいっと
決めたものだ。愛着はある。もし買い換えるとなると
大きな買い物になるなあと思いを
巡らせていた。
一応、メーカーに問い合わせてみる。
「部品の保有期間は8年間でして・・・」
と、予想どおりではあったが、申し訳なさそうな返答。気に入っているのでどうにかして欲しいとお願いすれば、もしかしたら応じてくれるのかもしれないが、おそらく買った方が
安いですよと
勧められるだろう。
使い捨ての楽ちん文化にすっかり
染まっているくせに、こういう
時だけ
抵抗してみたくなる私。コードやヒューズを外して床に下ろしてみるとかなりの大きさだ。これをいざ
捨てるとなると、やっぱり心が
痛む。
で。
その日のうちに
新品のオーブンレンジを購入。買い物は結局、1日がかりになってしまった。私も師匠もわりと、納得しないと買えない
方。だから買い物は
長くかかるのだ。
まあ私の場合。どうせこんなに機能がたくさんあっても使わないよねぇなんて最初は言っておきながら、見ていくうちに、もしかして
使うかも?
使いこなしちゃうかも?
お料理上手な奥様。
なぁんていう理想像
(無謀像)が膨らみに膨らんで
超高機能超高額オーブンレンジに、まさに手がかからんとした瞬間、
「
使わないでしょっ」
師匠の
冷静な一言で、
膨張した理想像は
ぱあんっと一瞬にして
弾け
飛び、
現実に引き
戻されたのであった。さらに冷静になるために、腹が減っては戦は出来ぬと、電気店を途中で抜け出しお昼を食べに行く。頭に血も巡って現実的に使う物、買える物はどれ、という話になってきた。
高機能高性能なものほど、壊れたら
一発でアウト、じゃないかなぁと思ってしまう。高機能高性能なのはよくわかった、でも
メンテナンスはどうするの?その
複雑さは実は
一番弱い部分じゃないのかな?と思ってしまうのだ。
どうやらそこまで
突っ込んで買う客はいないらしく、それを尋ねてみたら売り場担当のパートのおばちゃんに
後ずさりされて
逃げられちゃった。例えば、スタバのスタッフと同じように、黒エプロンは
特別プロの証、みたいな一目でわかる
専門スタッフがいるといいのになあ。
まあまあそれはともかく。
どうにかこうにか折り合いをつけて、新しいオーブンレンジを購入。帰途につく時にはもう、辺りは真っ暗。ぐったり疲れちゃったけれど、ないと
困るレンジ。買えてよかった。
さあ時は
睦月から
如月へ。鼻がむずむずくしゅんくしゅん、目が覚めた。
散歩大好き。
広場大好き。茨城空港近くにある
空のえき そ・ら・らへ。

お祭り広場をぐるっと囲む建物には、小美玉の農産物直売所やそれを味わえるレストラン、さらに地元の人が地元の食材を使って「アイディア満載の軽食」を提供するお店などが入っている。
外からお店をのぞいていたところ、美味しそうなごはんを見つけた。

ままちゃん’Sばぁにて、おにぎらず、豚汁、おいなりさんを買う。
ごはんの後はとりあえず、茨城空港を見学。空港の中のお土産物屋さんをのぞいたり、外に出て旅客機ではなく(見ている間には来なかった)、自衛隊の戦闘機の離陸を見たり。
そ・ら・ら土産。

そ(しょ)ぼろ納豆は茨城に来て、はじめて知った。でも、このおかめ納豆のものは近くのスーパーでは売っていないので、試しに購入。実は、一番心ひかれたのは、その横。
おかめ納豆の消しゴム。

実は初、おみたまプリン。

噂には聞いていたし、ポケットファームどきどきで時折見かけてはいたが、なかなか手が出ず。気合い一発、
ふんっ、ひとつだけ買って師匠と半分こ。
茨城空港土産。手羽先の燻製。ビールのお供に。
晴れていれば
散歩へ出かける日々。家の中でぐちゃぐちゃやっているくらいなら、外に出て遊んだ方が気分がいい(労力はかかるけれど)。駅まで歩いて、電車に乗って、またぶらぶら歩いて。ベビーカーを押していると、いつもは気にならない気がつかないことがたくさん見えてくる。
特に人の親切は心にしみる。
マルニコーヒーで黒糖カフェオレをテイクアウト。

それとパンを持って、
水戸芸術館の広場でお昼ごはんを食べる。天気がよければ少しくらい寒くったって、お日様が暖めてくれる。
お昼ごはんを買った木村屋さんで食パンを買う。

私は好きだなあ。木村屋さんのおば様、とっても笑顔がステキ。おば様とちょっとお話をする。お互いにやっぱり笑顔は大切ですよね、と。
実は木村屋さんと言えば、私にとってはこのカヌレ。元々カヌレ好き。

木村屋さんのショーケースの上に何気なく置かれていたカヌレ。それを初めて見つけた時、
わおっ!と心の中で小躍りしていた私。
駅までの帰り道。大通りではなく、芸術館から図書館へと抜ける道を通る。目に入ったけれどそのまま通り過ぎて、
ん?と振り返ってまた戻る。目に入ったのはピクルスの看板。その看板のあるお店までバックバック。
確か以前は別の場所にあったような。お店に入って尋ねてみると、やっぱりあの
ピクルスだった。移転したとのこと。
散歩に
小さな
発見はつきもの。だから、おもしろい。
ピクルスのウインナーパン。

ピクルスのくるみパン。
すっかり忘れて冷蔵庫の奥の方で凍えていた、師匠の奈良土産。

おつまみにいいかも。
朝ごはん。木村屋さんの食パン。

わりと軽め。とても口溶けがいい。トーストすると外はカリカリ、中のしっとりさがさらに、際立つ。
朝晩の冷え込み厳しき日々。お風呂の換気扇直下にてつらら発見。
実は、私は白いごはんがちょいと苦手。おこちゃまも食べないのでどうしようと悩んでいる本人が実はそうだったりする。おこちゃまみたいだけれど、立派な大人になってから、そうなってきた私。美味しいお米を食べていないからと言われればそれまで。もちもちが強すぎるお米はさらに苦手。じゃあササニシキはどうだろうと試してみる。ものすごい違いは私にはわからないけれど、さらりとしていて、あら美味しい。これも新たな
発見か。

またまた
散歩に出かける。平日だと芸術館の広場は貸し切り状態。日向に陣取ってお昼ごはんを食べる。

木村屋さんのメロンパンと紫芋あんパン。お日様が背中を暖めてくれる。
広場を走り回って、階段登ってまた下りて。あっという間に時間は過ぎる。
木村屋さんの山食パン。
角食も・・・そうだったかな。
日本農業実践学園直売所で買ういちご。真っ赤に熟していて美味しい。

実は争奪戦(箱買いされちゃう)。いちご星人のために、11時開店とともにお店に入らないと売り切れることも。
直売所のお弁当。
ああ、いつも助かっています・・・。
おやつ。
KOSAIの焼き菓子。シトロンのサブレ。おっ!美味しい!

イオンへ買い物に出かける。途中で眠ってしまったのでここぞとばかり、イオンでひとりお茶を満喫。

ちょっとした心遣いに心が和む私。
もちろんお供はシナモンロール。
買い物を済ませるともう夕暮れ時。

焦る気持ちはあるけれど、どきどきわくわく感の方がそれに勝る。この夕焼け空を見逃すなんてもったいない。ふたりで夕焼け空を眺める時間もまた、幸せなり。
山がゆらゆら燃えている。

散歩がてらの買い物。素晴らしき
発見がたくさんある。
朝ごはんに、ひさびさ、自分で焼いた食パン。

とは言っても、窯を燃やす余裕はまだない私。オババから譲り受けた(勝手に持ってきたともいう)、十数年もののホームベーカリーが私の強い味方。朝が待ち遠しくなるような、
ぐるまる堂印の食パンを目指す。
ご馳走様でした。
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